アロハ〜、スタッフのゆいです。
今日は、ハワイの歴史を少し垣間見てみたいと思います。ダウンタウンにある、かつての王宮イオラニパレスにいって来ました。友達がガイドのボランティアをしていると言うことで、さっそく、案内してもらいました。
イオラニパレスは、全米で、唯一残るただ一つの宮殿なんだそうです。残念ながら、宮殿がシロアリにやられていることがわかり、1969年にリフォームされましたが、ほぼ原型をたもっています。
上の写真がイオラニパレス。この日は、カラカウア王の誕生日が近かったので、お城は、こんな風にデコレーションされてました。
宮殿に入るまえは、よごさないように布の靴カバーが渡されます。
ツアーは、ツアーガイドと行くツアー、自分で行くオーディオツアーと2つあります。
入り口を入るとすぐに目につくのが、このりっぱな階段。当時からまったくリフォームなしで残っているのが、この階段だけなんだそうです。コアウッド作りです。いつもは、この階段は使えませんが、クリスマスの時のみ、オープンになるそうです。その時、宮殿に行く人は、黒のドレスでドレスアップしないといけないそうです。
宮殿の作りは、まったくヨーロッパ調です。なんでもカラカウア王が、新しもの好きだったらしいです。金づかいも荒かったみたい（笑）何ヶ国語も話したり、外の国との友好に力をいれていたらしいです。
この時代にトイレは、すでに水洗トイレ（左のヒモをひっぱって流します）を導入
そして、シャワーも！
さらに、電気も！全館に電気が通ったのは、ホワイトハウスより早かったそうですよ！
日本から送られたというツボ
さて、カラカウ王がなくなってから、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラ二にが主婦からいきなり女王へ！みなさん、おなじみの「アロハオエ」を作った女性です。
さぞかし、苦労をしたことと思いますが、やむなくアメリカ政府にハワイを受け渡すことになり、自分は、幽閉されてしましいた。その女王が1年間幽閉されていたという部屋が同じイオラニパレスにあります。幽閉されている間に作られたキルトがたくさん飾られていました。
幽閉されると聞くとなんだか、牢屋にはいってしまったかのような印象を受けますが、食べ物やお花は、毎日運ばれ、キルトを作ったり、曲を書いたりして暮らしていたそうです。お花を運ぶ者が気をきかせ、花を毎日新聞につつんで送っていたそうです。それで、外の様子を把握していたんですね。
私の霊感の強い友達は、この部屋だけは、どうしても入れないと言って、入れませんでした。悲しみが伝わってきていたたまれなくなっちゃったみたいです。私は、鈍感なので、大丈夫でした（笑）
宮殿がアメリカ政府に渡った後、宮殿内の家具や調度品は売りにだされてしまいました。そして、ここが博物館として復帰するときに、それらの品物を戻してもらうよう呼び掛けられ、たくさんのものが戻ってきましたが、まだまだいろいろな所に散っているそうです。
ある日、イオラニパレスに観光にきていた観光客が、昔の王様の部屋の写真を見て、なんだか家にあるサイドスタンドとそっくり！と思って家に帰って調査したところ、なんと、この宮殿のものだったそうです。それが、こちら。（上の写真の左下のスタンドです）
そして、写真の中央にある水色の椅子は、リサイクルショップにあったそうです。
こんないろいろな、不思議な偶然がかさなり、少しづつ家具が戻ってきているそうです。
最後に昔の女王様たちは、自分の名前の他にモットーを持っていたそうです。それは、ラブとかハッピーとかではなく、厳しいモットーを与えられていました。自分に厳しくしないと早く天に召されてしまうと信じられていたそうです。いくつか紹介します。
カピオラニ女王のモットー：「Kulia Kanuu」ハワイ語で「最善を尽くす」です。
リリウオカラ二女王のモットー：「Onipaa」「ぶれない自分」という意味です。
このモットーのようにリリウオカラ二女王は、ずいぶんと強い意志の持ち主だったようです。王族の華やかな世界とは裏腹に厳しいこともいっぱいあったんでしょうね。
さてさて、ツアーの後、イオラニ宮殿から向かって左側にあるカフェジュリアでお茶を飲むことにしました。ここは、イオラニ宮殿ツアーでももらうシールを見せると15％オフに！
私たちの目的は、これ。リリコイチーズケーキ！チョコレートムースも頼んでみました。
おいしーい❤︎
ツアーの後、なんだか、ハワイ王朝のことをもっと知りたくなっちゃいました。ハワイ王朝のトリビア第二弾をいつかまた調べてみたいと思います。
